妻ケリーを亡くして以来、童話作家トムの筆は進まず家からも出なくなってしまった。幼い娘メリッサは亡き母を投影してか、父の書く妖精話に夢中な毎日。そんなある日、トムの大ファンだという女性クリスタルが家にやってきた。彼女の正体は妖精。一週間だけ人間になることを許され、下界に舞い降りてきた。そうとも知らずトムは記憶喪失になっているクリスタルの面倒を見ることになり、次第に愛し合うようになる。しかし刻々と妖精界へ戻る期日が。回収者ことコレクターの魔の手が近づいていた。トムはなんとかクリスタルが下界に残れる術を見つけ出すが、妖精が人間になるとこれまでの記憶が一切失われ、愛する人のことさえ忘れてしまうらしいのだ。果たしてクリスタルは人間になれるのか…!?